【2025年版】甘川文化村の楽しみ方|アクセス・おすすめ写真スポット完全ガイド

【2025年版】甘川文化村の楽しみ方|アクセス・おすすめ写真スポット完全ガイド


釜山を訪れる旅行者なら一度は足を運びたい「甘川文化村」

カラフルな家々が山の斜面に立ち並ぶこの村は、韓国の歴史と芸術が融合した特別な場所です。
私が初めて訪れたときは、その鮮やかな色彩と路地の雰囲気に心を奪われました。

あなたも甘川文化村を訪れれば、インスタ映えする写真スポットだけでなく、地元の人々の暮らしや文化に触れる深い体験ができるはずです。

今回は、甘川文化村で絶対に見逃せないスポットをご紹介します。

甘川文化村の魅力・伝統とアートが融合する魅力の村

韓国・釜山にある「甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)」は、カラフルな家々と街中に溢れるアートが魅力の人気観光地です。

この村の起源は、朝鮮戦争時に北朝鮮から避難してきた人々が山肌に家を建てて暮らし始めたタルトンネ(貧しい人々の集落)

もともとは伝統的な村落でしたが、2009年から住民とアーティストが協力して町おこしを進めた結果、現在では村全体が一つのアートギャラリーのようになり、展望台やフォトスポットが点在する観光地として「韓国のマチュピチュ」とも呼ばれるほど注目を集めています。

以前は「太極道村(テグットマウル)」という名の集落でしたが、町おこし事業をきっかけに「甘川文化村」の名前が広まり、今ではすっかりその通称で親しまれています。

韓国語では「감천문화마을(カムチョン ムナマウル)」、英語では「Gamcheon Culture Village」と表記されます。

甘川文化村はかつて、漢江上流の農村として栄えており、現在も伝統的な韓屋や書院、茶室、工芸品店が残されています。

韓国の昔話や民謡、舞踊などの文化を体験できるプログラムも多数あり、韓国文化に興味のある方には特におすすめです。

村内には伝統料理を楽しめるレストランや、手作りの工芸品を販売するショップも点在。観光とあわせて、韓国の生活文化に触れられる貴重な場所です。

甘川文化村は2007年公開の日本映画『HERO』(木村拓哉主演・イ・ビョンホン友情出演)をはじめ、韓国映画やドラマのロケ地としても登場しています。

訪れる時間に注意!観覧可能時間と混雑情報

甘川文化村では、今でも多くの住民が暮らしているため、観覧できる時間は午前9時〜午後6時(冬季は午後5時)と決まっています。

特に昼過ぎは混雑しやすいため、ゆっくり見て回りたい方は朝早めの訪問がおすすめです。

甘川洞文化村へのアクセス方法

甘川洞文化村への行き方はさまざまですが、坂が急なため、体力やスケジュールに応じて最適な方法を選びましょう。

1. 地下鉄利用

最寄り駅:地下鉄1号線「チャガルチ駅」から徒歩約30分。

体力に自信がある方は徒歩でも行けないことはないですが、ずっと上りの坂道が多いので徒歩は相当疲れます。

基本的にはタクシー推奨です。

2. マウルバス利用

最寄り駅:地下鉄1号線「チャガルチ駅」or地下鉄1号線「土城(トソン)駅」
所要時間:チャガルチ駅からは約15分、土城駅からは約10分
※ただし、状況により上記より時間がかかるケースもあります。

料金:両駅とも1480ウォン(約153円)~1,550ウォン(約160円)
※2025年5月地点です

支払いは現金かICカードなので、こちらの記事でも紹介しているT-moneyカードを用意しておきましょう。
韓国旅行を快適に!T-moneyカードの購入方法、チャージ方法、使い方を詳しく解説

マウルバスは日本で言うコミュニティバスのようなミニタイプのバスで、韓国語がわからなくても行き先に漢字で「甘川文化村」と表示されているのでわかりやすいです。

ただし、韓国のバスは日本のバスと比べるとかなり運転が荒いので、日本のバスに乗るのと同じ感覚で初めて韓国のバスに乗る方は高確率で洗礼を浴びます。

ですので、基本的にはタクシーをオススメします。

私も初めてマウルバスに乗った時はあまりの運転の荒さに生きた心地がしませんでした。10分弱の乗車時間がかなり長く感じたのをよく覚えています。

利用できるバスは以下の3路線:

  • 沙下区1-1番バス

  • 西区2番バス

  • 西区2-2番バス

いずれも「甘川小学校(감천초등학교)」で下車すれば、目の前が村の入口です。バスは急坂を走り運転も荒いケースが非常に多いため、車内ではしっかり手すりを掴んでください。

3. タクシー利用(おすすめ!)

最寄り駅:地下鉄1号線「チャガルチ駅」or地下鉄1号線「土城(トソン)駅」or釜山駅

所要時間:チャガルチ駅からは約5分、土城駅からは約3分、釜山駅からは約13分

料金:チャガルチ駅からは約5200ウォン(約538円)、土城駅からは約4800ウォン(約496円)、釜山駅からは約7900ウォン(約817円)

バスに比べると割高ですが、それでも離れた釜山駅からでも1000円を切る価格で行けるので、個人的にはタクシー一択です。

ただし、釜山ではタクシーでT-moneyが使えないケースがあるので要注意です。

韓国のタクシーでT-moneyカードが使えるのは、「T-moneyマーク」または「カードタクシー」と表示されたタクシーに限られます。

それ以外のタクシーではT-moneyを使うことはできません。

また、稀に「T-moneyマーク」があるタクシーでもT-moneyカードが使えないケースがあるので、不安な方は事前に「티머니(ティモニ)OK?」と運転手に確認した方が良いでしょう。

ティモニとは韓国語でT-moneyの事です。

現金やクレジットカードは使えるので、いざという時のために現金かクレジットカードもあると安心です。

「カムチョン ムナマウレ カ ジュセヨ(감천문화마을에 가 주세요)」と伝えれば通じます。カーナビには以下の観光案内所の住所を入力してもらうとスムーズです。

  • 住所:釜山市 沙下区 甘内2路 203(부산시 사하구 감내2로 203)

甘川洞文化村をさらに楽しむ方法

まず、甘川文化村をさらに楽しむ方法を紹介します。

韓服レンタルを利用する


甘川文化村では韓国の伝統的な衣装の韓服(ハンボク)のレンタルサービスがあります。

カラフルな韓服は甘川文化村のカラフルな町並みにぴったりで、韓服を着れば韓国をより感じる事ができるはずです。

レンタル可能なお店は複数ありますが、甘川文化村の入口徒歩1分にある「イプコカゲ」がオススメです。

甘川文化村全景を撮影できる屋上があるので圧倒的に人気です。

「イプコカゲ」はkkday経由で申し込むと特別割引が適用されるので非常にお得になっています。

なお、甘川文化村を含むインスタ映えするスポットを日本語ガイド付きで周りたい方は、釜山インスタ映えスポット 午前or午後半日市内観光 甘川文化村+松島海上ケーブルカー <日本語ガイド>がかなりおすすめです。

スタンプラリーに参加する

甘川文化村には甘川文化村案内センターという場所があり、そこで2000ウォン(約210円)の日本語ガイドブックを購入すると、スタンプラリーに参加できます。

ガイドブックとともにアートを楽しみながら12個のスタンプラリーを楽しめます。

甘川文化村スタンプラリーの12箇所一覧
・小さな博物館
・海フォトゾーン
・光の家Ⅱ
・カムネゴル幸福発電所
・甘川黄土塩紹介
・カムネオウルト
・平和の家
・ハヌルマル(展望台)
・小惑星B612の記念品ショップ
・現代人
・ワンコのいる家
・希望のメッセージ

甘川文化村全体がアートの宝庫!おすすめ撮影スポット

村に入ってすぐの巨大な魚のアート

甘川文化村の入口すぐにあるのが巨大な「路地裏を泳ぐ魚」です。

これは住民同士の密な関わりを表現しているとか。

※かなり巨大で、しかも狭い道で路地裏で人が多いので撮影が大変なので要注意です。

BTSのメンバーが描かれた壁画

BTSファンが聖地巡礼のように訪問するのがこちらの壁画です。

釜山出身のジョングクとジミンの2人の壁画の他、向かい側にはメンバー全員が描かれた壁画もあり大人気の撮影スポットです。

「星の王子さまとキツネ」の撮影スポット

村一番の人気フォトスポットかもしれません。

地球に降り立った星の王子さまとキツネが村を見下ろすアートで、2人の間に座って写真が撮れます。

海外からの観光客が非常に多く、数十分待つこともあるくらい行列必至ですが、その価値あり!

平日朝でも15分ほど並ぶことがあります。

I♡GAMCHEONのオブジェ

甘川文化村で忘れたらいけないのが、この「I♡GAMCHEON」のオブジェです。

背景が非常にカラフルな家々なので、かなりインスタ映えします。

「ハヌルマル」展望台から村を一望


村に入って少し歩くと、右手に細い階段があり、そこから約5分登ると「ハヌルマル展望台」に到着します。

カラフルな家々が斜面にぎっしりと並ぶ様子は、まるで映画のワンシーンのよう。

高台にあるので、釜山の海をバッチリ眺める事が出来ます。

入場無料で、訪れるなら朝イチがベストです。

帰り道もアートだらけ!

展望台のあとは、坂を下りながらアート巡り。

坂はやや急ですが、作品を楽しみながら歩けば15分ほどで駅近くまで戻れます。体力に余裕がある方は、ぜひ散策を!

まとめ

甘川洞文化村は、アートと韓国伝統文化が融合した唯一無二の観光地。

今回ご紹介したのはほんの一部で、村にはまだまだ魅力的な撮影スポットがたくさんあります。

釜山を訪れるなら、ぜひ一度足を運んでみてください。きっと忘れられない旅の思い出になるはずです!

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